ジュニパーベリー、シダー、トンカビーンズ、ジャスミン タバコからくゆる煙の渦巻きとおしろいのパウダリーな残り香。 温かみのあるトンカビーンズ、シダーの深み、ジャスミンの豊かな趣き、そしてジュニパーベリーの生き生きとした香りがあります。 1960年代初め、パリのサン・ジェルマン地区は、夜のジャズクラブから流れ出すリズムや芸術家たちの出逢いによる活気であふれていました。 人々はエレガントかつ湧き立つような熱気を帯びたムードの中、世界について語り合ったり、ダンスをしたり、笑い溢れる楽しいひと時を過ごしていました。Orphéon（オルフェオン）はそんなバーのひとつで、ディプティックの3人の創業者たちが気軽によく集まった、陽気な熱気に満ちた場所でした。 フレグランス「Orphéon（オルフェオン）」は、この時代と創造的な友情にオマージュを捧げます。 タバコからくゆる煙の渦巻きとおしろいのパウダリーな残り香が混ざり合い、店内の古色を帯びた木製品に留まります。 ミドルノートのあたたかみのあるトンカビーンズ、シダーの深み、そしてジュニパーベリーの生き生きとした香りが、忘れられない場所の雰囲気を想起させます。今では、バー Orphéon（オルフェオン）が存在した証として、サン・ジェルマン大通り34番地のディプティック本店にある多面体のブルーストロボスコープの長い円柱だけが、その痕跡を留めています。

ムスク、アイリス、アンブレット、ピンクペッパー コットンのように柔らかく、ふんわりとして、心地よいムスクの香り。 ウォルプタス（快楽の意味）という名の娘を生むことになるプシュケとエロスの神話の愛にオマージュを捧げます。この伝説を表現する香りがムスクです。「Fleur de Peau（フルール ドゥ ポー）」のムスクはコットンのように柔らかく、ふんわりとして、心地よい香り。アイリスとアンブレットシードがムスクの香りを引き立て、触れられるかのような錯覚を覚えます。 アンブレットシードはハイビスカスの一種である花の種子を原料にしています。その香りは比類ないほどの豊かさ。甘く、かすかに動物的な香りに、洋ナシとプラムのようなフルーティーなノートが重なります。

サンダルウッド、シダー、シプレ、コリアンダー。 アジアのスパイスがサンダルウッドとそのクリーミーなニュアンスを捉え、「Tam Dao（タム ダオ）」の故郷を思わせます。 ベトナムの神聖な森の思い出。寺院で焚かれるサンダルウッドの、かすかにスパイシーで柔らかいベルベットのような香り。メゾンの創業者の1人 イヴ・クエロンは、子供時代のこの香りを忘れることはありませんでした。サンダルウッドの崇高な香りが特徴です。 東インドのサンダルウッドの良質な成分を得るため、樹齢60年以上の木だけを使用しており、極めて希少なエッセンスが抽出されます。 タムダオのボトルにはゾウが描かれています。昔、ゾウたちは神々に敬意を表して燃やすために寺院までサンタルの巨木を運んでいました。

テュベルーズ、オレンジブロッサム、ジャスミン、アンバーウッド 暗闇に白い花が浮かび上がるとき。夕暮れに感じるようなテュベルーズの香り。 Do Son（ド ソン）のオードパルファンは、Diptyqueの創業者たちのひとり、Yves Coueslant（イヴ・クエロン）がベトナムで夏を過ごした子供の頃の想い出から生まれました。それは、逸楽の花の記憶です。

イチジクの葉、イチジクのミルク、イチジクの木、ブラックペッパー 果実の香りが控え目に漂い、ホワイトシダーがイチジクの木と樹皮のウッディな活力を引き立てます。 イチジクの木が際立たせる葉のみずみずしいグリーン、ミルキーなイチジクの味。イチジクの木に捧げるオマージュです。

ローズ、カシスのつぼみ、プチグレン、カシスの葉 空想の物語、穏やかに流れる川、柳の木の下の夏のお昼寝のお話。 咲き誇り、深みのある魅惑的なローズの香りが漂いながら、カシスのつぼみのほのかに刺激的な趣きを引き立てます。

ダマスクローズ、センティフォリアローズ、ライチアコード、アンブロクサン ローズの花への頌歌。最も美しいダマスクローズとセンティフォリアローズを使用して作られています。 Eau Rose（オー ローズ）のオードトワレはさまざまな感覚による旅であり、パルフュムリの象徴へのオマージュです。

ホワイトムスク、ミモザ、ブロンドウッドアコード、ライススチームアコード ホワイトムスクにライススチームアコードが繊細な表情を与え、紙の素材感を連想させます。 L’Eau Papier（ロー パピエ）のオードトワレは、 クリエイティブな出逢い、すなわちペンを持つ手とインクと紙がひとつになる時を超越した瞬間を称えています。

ネロリ、ベルガモット、オレンジブロッサム、ビーワックス ドルチェヴィータ（甘い生活）。L’Eau de Néroli（ロー ド ネロリ）は、白い小さな花へのオマージュです。カラブリア州では、ネロリの収穫の際、あたり一面がネロリの香りに包まれます。 しかし、そう遠くないところから、緑の葉が生い茂り花粉を飛ばす木々からベルガモットも漂ってきます。香りで表現した湧き立つ果樹園。

イチジクの葉、イチジクのミルク、イチジクの木、ブラックペッパー 葉のさわやかさ、果実のミルキーな味わい、白い木の濃密さ。Philosykos（フィロシコス）のオードトワレは、イチジクの木そのものへの頌歌です。 想い出のムードが漂うフレグランス。ギリシャの灼けつく太陽の下、野生の果樹園を通ります。イチジクの木が際立たせる葉のみずみずしいグリーン、ミルキーなイチジクの味。香りで物語るペリオン山での夏を感じさせます。

イランイラン、ピンクペッパー、ジンジャー、ベチバー グリーンでスパイシー、かすかにウッディで、物憂げさも豊饒も感じさせない香り。 コモロ諸島のモへリ島に生い茂った緑の中で、黄色い花びらをした太陽のような小さな花「イランイラン」は、物憂さも華やかさも見せず、偉大な自然のままの姿を現します。

肌に馴染む香りが、多様な表情を持つムスクの世界へといざなうホリデーシーズン限定デザイン。 香りの物語 限定ボトルは金色に彩られ、インクが紙に滲むニュアンスが透かして見えるデザイン。紙をインスピレーションとした、軽やかで清涼感あるホワイトムスクの香りは、蒸した米のアコード、輝くようなミモザ、そして肌に溶け込むブロンドウッドの調べから構成されています。インクが紙の繊維に染み込んで夢やイメージを喚起するように、ムスクは時を経て、またそれぞれの肌上で変化し、表情を解き放ちます。ロ パピエでは、蒸し米のアコードがホワイトムスクに繊細なきらめきを添え、紙の質感を想起させます。これに光を放つミモザの香調が重なり、ブロンドウッドの調べが基盤となり、香りを物質的な存在感で包み込みます。この香水の名は「水」と「紙」を結びつけ、メゾンの歴史と、筆の線に情熱を注いだ創業トリオの精神を呼び起こします。紙に滲む墨汁や、想像力を解き放つ画家の筆捌きをも連想させる香りです。 限定デザインボトルは金色を基調とし、インクの紙に広がる陰影を透かし見せる窓付き。ディプティックはこのホリデーシーズン、炎の魔法を独自の手法で称えます。啓蒙思想百科事典に見られる詩的な定義にインスパイアされたカリグラムを通じて、「炎」がスペシャルコレクションの中心モチーフとなっています。 香りのスタイル: フレッシュ 香調: トップノート: ホワイトムスク ミドルノート: 蒸し米のアコード、ミモザ ベースノート: ブロンドウッドのアコード

今摘み取ったばかりのカシスの実のほのかに刺激的な爽やかさ。ローズの生き生きとしたフローラルアクセント。 いくつかの黒い房にはまだ葉があり、その青みのある香りがローズの生き生きとしたフローラルアクセントと一体となって漂います。Baies（ベ）のフレグランスキャンドルは、花と果実の出逢いの物語のハーモニーを描きます。

芳しい白いクチナシの広大な庭園。官能的であると同時にフレッシュなクチナシの香りは、ブライダルブーケに彩りを添えることがよくあります。 クチナシの花言葉は、「喜び」と「幸せ」です。

地中海沿岸では、見渡す限りイチジクの木々が太陽に暖められています。灼熱の風がイチジクの木の香りを運んできます。 Figuier（フィギエ）のフレグランスキャンドルは、イチジクの木そのものを表現しています。イチジクの木の濃密な香りが、熟し始めたイチジクの果実のほのかにフルーティなアクセントに溶け合います。

ローズのクラシックキャンドルは、5月のローズを物語ります。蕾がほころび始めたばかりの花もあれば、咲き誇っている花も。 花びらは朝露のしずくをたたえています。ローズのブーケの瑞々しいフローラルノートが辺りを包み込みます。

春らしいムード。フリージアのキャンドルは、繊細であると同時に官能的で、スパイシーなタッチに包まれた香りを室内に漂わせます。 ワックスに、黄色や白、ピンク、紫、赤紫の芳しい花の大きなブーケを。キャンドルの芯に火が灯ると、カラフルなそれぞれの花の香りが漂います。

切ったばかりの白檀の木材。床一面に広がる削り屑と極細のおがくずは、金色の芳しい香りのカーペットのよう。 アジアの灼熱の中で、樹脂の香気が部屋に満ちる。サンダル（白檀）の香りキャンドルが誘うのは、ビロードのような、個性的で、ほのかな刺激を伴う香りの世界。

古びた宝箱の中には琥珀玉が。琥珀玉にはバルサムやスパイスのうっとりするような香りで、希少な樹木の芳しい趣きがあります。 Ambre（アンブル）のフレグランスキャンドルは、秘密を語るように漂います。古代の宝箱から発見された琥珀(ambre)玉。アンバーはバルサムやスパイスのうっとりするような香りで、包み込むような貴重な森の芳しい趣きがあります。

炎が灯ると、官能的だけでなく爽やかでグリーンな香りが姿を現します。フルーティノートやミルキーノートのほのかなニュアンスの香り。 南インドの広大な田園ではテュベルーズの香りが漂っています。すらりと伸びた長い茎の上から、官能的な香りを漂わせると同時に、フルーティでミルキーなノートをほのかに含んだ爽やかなグリーンの趣も感じられます。

最も美しい光に包まれたミモザ。太陽の陽射しに満ちた黄金色のドレスを纏ったミモザの花へのオマージュを詰め込んでいます。 冬になると、グラースからほど近いタヌロン山塊でミモザの花は、どこかしらハチミツのように甘いベルベットのような香りで周囲を包み込みます。音も立てずに、その魅力は姿を現します。

ラベンダー畑の真っただ中で、土のミネラルの匂いがラベンダーの小さな花の野生のはつらつとしたノートに深い趣きを与えています。 見渡す限りブルーのハーモニー。Feuille de lavande（フゥユ ド ラヴァンド）のキャンドルは、夏空とオート＝プロヴァンスの丘のラベンダーの茂みを描きます。

爽やかで、生き生きとした甘いノートのほんのわずかなレモンの趣き。たった今摘んで両手でぎゅっと握りしめられた無垢なバーベナの葉の香りを表現します。 生き生きとして甘く、ほんのわずかにレモンの香り。長い一日の終わりの心と体を癒してくれる、自分へのご褒美。時が止まったようなひととき。

道の曲がり角で、ジャスミンの香りが一瞬で注意を引きます。繊細であっても長く続く、柔らかくも官能的なノートを漂わせます。 非常に繊細な可愛らしい白い花が、どうしたらこんなに痕跡を留めることができるのでしょう。火を灯すと、キャンドルに収められた香りの特徴が室内を包み込みます。